夏の小袖

読んだ本、活動の記録など

2020-01-01から1年間の記事一覧

「悲鳴館の殺人」

ノベルアップ+にて短編ミステリー小説「悲鳴館の殺人」を公開しました。 novelup.plus 雨の夜に悲鳴の轟いたという、通称「悲鳴館」。その呪いを解くために調査をする探偵と探偵見習いだったが、しかし各々が別の殺人に遭遇してしまう。二つの殺人の闇が取…

『シュレディンガーの猫探し』を読みました

小林一星『シュレディンガーの猫探し』を読みました。ガガガ文庫刊。魔女が探偵より先に謎の真相にたどり着き、その謎を解かせないように、謎を謎のままにしようとする話です。ミステリの亜種なのですが、普通のミステリと違うのは、探偵役が探偵行為をして…

年末のミステリランキングなどについて

繊維ごみを出したら部屋が広くなったのですが、資源ごみを出さないと、どうにもなりません。 本は取っておきたいのですが、どういうわけか小学生の頃に買ってもらっていた児童向け雑誌などがあるのです。もともと狭い部屋なのに、さらに狭くなっています。 …

『AKIRA』を観ました

映画『AKIRA』を観ました。レンタルDVDです。 超有名作にして傑作との呼び声高い作品ですが、いままで観たことがありませんでした。なぜということもなく、ただ先伸ばしにしていたのです。 先日、『AKIRA』を「手書きアニメの最高峰」と書いている人がいまし…

図書館で借りる本について

たまに図書館に行くと、読めないほど本を借りたくなります。私が見るのは哲学、心理学、工学系、民俗学、医学、社会学(福祉、教育)の棚が多いようです。 基本的には専門書を借りるのですが、面白いとamazonなどの欲しいものリストに入れます。ほぼ立ち読み…

「沼で目を覚ました男とその記憶」

小説投稿サイト「ノベルアップ+」にて、ショートショート小説「沼で目を覚ました男とその記憶」を公開しました。novelup.plus内容は、タイトルの通りです。とある男が沼から這い出たところで目を覚まして、記憶を失ったまま近くの村落で暮らしている話です。…

『名前』を観ました

映画『名前』を観ました。使ったのはamazonのprimeビデオです。『名前』は小説家の道尾秀介氏が原案を書いた映画で、主演は津田寛治氏と駒井蓮氏。 様々な偽りの名前や経歴を使う主人公(津田寛治)のところに、正体不明の女子高校生(駒井蓮)が現れ、段々…

斜線堂弟プロブレムについて

Twitterで、斜線堂有紀氏の弟さんの発言が話題になっています。私が知ったのはtogetterにまとめられてからでしたが。本を読まない弟に「殺人事件で全部宇宙人の仕業でした、みたいな可能性を無視できるのは何で?」と言われた - Togetter私もTwitterでいくつ…

サーモンプディングについて

先日、初めてサーモンプディングを作りました。スモークサーモンが必要なのですが、高価なのですね。普段は焼く為の切り身しか買わないので知りませんでした。サーモンプディングはたしか北欧の料理のはず。IKEAのウェブサイトで作り方を見ました。サーモン…

ホラーとミステリの差異について

私は、小説はミステリを主に読んでいるのですが、たまにホラーを読みたくなることがあります。ただ、人生で読んだホラー小説家は、おそらく10作に満たないと思います。ホラーとミステリの違いは、人によって意見の別れるところでしょう。違いは明らかだと言…

『キサナドゥの城壁』が連載中です

私は趣味で小説を書いています。ネット上で公開することもあり、ノベルアップ+というサイトを主な活動の場にしています。小説を公開し始めた動機は、自分の書いたものの価値を他人に判断してほしかった、というものでした(他人の評価を気にするほうではあり…

読んでいる本と心の存在について

『翔太と猫のインサイトの夏休み 哲学的諸問題へのいざない』という、永井均の本を読んでいます(ちくま学芸文庫刊)。 中学生の男の子が、喋る猫と話をしていくなかで、様々な世の中の不思議に対して考えを深める、みたいな本です。 永井均は現代の哲学者で…