夏の小袖

読んだ本、活動の記録など

『キサナドゥの城壁』が連載中です

私は趣味で小説を書いています。ネット上で公開することもあり、ノベルアップ+というサイトを主な活動の場にしています。

小説を公開し始めた動機は、自分の書いたものの価値を他人に判断してほしかった、というものでした(他人の評価を気にするほうではありませんが)。


最近は『キサナドゥの城壁』という、近未来を舞台にしたSFミステリを連載しています。しかし私は本格ミステリを好んでいて、ほとんどSFを読んだことがありません。なので、SFファンの方が満足する内容ではないかも、と思っています。ただ、本格ミステリ的かというと、そうでもないでしょう。

最初に思い付いたアイデアは、SFでないと使えないトリックでした。それで、近未来を舞台にしたのです。そこに樋口有介の小説のような、一人称小説のミステリを重ねたかった。しかし、イメージしたのは森博嗣の「Wシリーズ」のソリッドさとスタイリッシュさです。それに、私の学んだことや趣味を加えて、一つの小説にしたというわけです。

『キサナドゥの城壁』は既に書き終わっていて、全41回を予定しています。2日に1度投稿していて、11月8日に完結する計算です。


最近は、長編本格ミステリ小説の構想の細部を詰めています。二つのクローズドサークルで、それぞれ殺人が起こる話です。しかしそれは、書き終えた後に公開するかは決めていません。どこかの賞に送るつもりだからです。ですが、落選したら、供養のために公開したくなるでしょう。どのくらい手向けを頂けるかは分かりませんが……。
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