夏の小袖

読んだ本、活動の記録など

「悲鳴館の殺人」

ノベルアップ+にて短編ミステリー小説「悲鳴館の殺人」を公開しました。
novelup.plus

雨の夜に悲鳴の轟いたという、通称「悲鳴館」。その呪いを解くために調査をする探偵と探偵見習いだったが、しかし各々が別の殺人に遭遇してしまう。二つの殺人の闇が取り払われたとき、悲鳴館の呪いは解けるのか――。
短編本格ミステリを目指しました。ぜひ、推理をしながら読みすすめてください。

本格ミステリを目指しました。フェアに謎が解けるように作ったつもりですが、それがどの程度成功しているかは、読者の方の判断にお任せします。
『○○館の殺人』というタイトルはずっと使いたかったので、一つ形に出来たことを嬉しく思っています。また別の『○○館の殺人』も書きたいのですが、果たしていつになるやら……。


世の中はクリスマスですが、私はDVDをレンタルして、一人で映画「ミッドサマー」を観ました。といっても、人と観る映画じゃないかも。いや、トラウマを共有できれば、もしかしたら傷が癒えやすくなるのかな。
私は映画を観て何かを感じることは少ないのですが(痛そうなシーンは見ていられませんけど)、「ミッドサマー」は感じ過ぎました。色々な心の傷が一気に口を開いたというか、精神が傾きすぎて乗っているものが全部滑り落ちたというか、ともかく参ってしまったのです。
劇場公開しているときはTwitterなどで様々な感想を見たものでしたが、実際観てみると、確かにこれは感想を述べたくなるな、と思いました。いえ、もっと言えば、溜息を吐く代わりに感想を吐き出さないとという気になるのでしょう。溜めておくと良くない種類の感情が湧き出る映画だからです。