夏の小袖

読んだ本、活動の記録など

Facebookがわからない

こんにちは。元気ですか?
私は18%くらいです。


Facebookってあるじゃないですか。SNSの。登録したんです。あれ、使い方がわからないですね。
いえ、わかりますよ、登録とかはわかる。(やったことないけど)ポストの仕方もたぶんわかる。

で、本名で登録して、スマホの電話帳(?)と同期させて、知り合いがわかるようにしたら、昔の同窓生とかがいて、懐かしいなぁ、と、思ったんですけど、そこからどうしたらいいかわからない。

まあ、それはいいんですよ。いつか誰かが私を見つけたら、どうにかなるような気もする。でも、実際にわからないのは、雰囲気というか、ノリみたいなやつ。

私は、11年Twitterをやっていて、SNSといえばTwitterみたいになってるんですけど、そのなかでも、なんだろう、一部のノリが身についてるんですね。ネットおもしろというか、うーん、実際口に出したりはしないジョークというか、隣に座ってる人に「これ見てよ!」とは言わない感じ。いやぁ、なんかやだな、それを賛美してヘラヘラしてる訳じゃないですよ。そういうひとは祟られますからね。

でね、それをFacebookでやったら、たぶん浮くじゃないですか。三秒で考えた塵みたいなネタ未満の謎文言とか、ポストしたら他の人は「は?」ってなるでしょ、きっと。

このあたりに、私がリアル知り合いとネット上で繋がろうとしなかった所以があるかなと思います。
最初はInstagramでいいかなと思ったんですけど、Facebookの方が一般的なのかな~、と思ったんですが、うーん、わからないな、と、そういう話です。

Loneliness is in the head.

こんにちは。元気ですか?
私は20%くらいです。


短編小説を書きました。
タイトルは「Loneliness is in the head.」です。

Loneliness is in the head.(朝野鳩) | 小説投稿サイトノベルアップ+

以前書いたSF長編『キサナドゥの城壁』のスピンオフというか、同じ世界のお話です。7000字くらいなので、極めて短いといえるでしょう。



最近は実生活で諸々が発生し、やや疲れ気味というか、疲れているというか、眠いことが多いですね。まあ、年齢かな、と思います。

最近は短歌をあまり作れていないので、また腰を据えて考える脳にスイッチしようと思っています。



それでは。

2022年とは?

こんにちは。元気ですか?
私は20%くらいです。


2022年の振り返りをしようと思ったのですが、振り返るほどのことをしていません。ゲームを一つ作って、短い小説をいくつか書きましたが、そのくらい。構想を練っていた『紅葉館の殺人』が書けたのは良かったかなと思います。


いまは、主人公以外のキャラの解決を否定していって、最終的に真相にたどり着く形のミステリーゲームを作ろうとしています。完成するまで、あと半年から1年はかかるでしょう。こういうのは多重解決というのか、いや、並列解決じゃないのか、と思っています。果たして……。


今年はあまり本は読みませんでした。その中で最もよかったものは、森博嗣氏の『オメガ城の惨劇』です。何も言えませんが、数回驚きました。もっとも、この驚きは森博嗣作品を適当に何冊か読んでいる私しか味わえないのか、森博嗣ファンなら誰しも驚けるのかは分かりません。ひょっとしたら、数年の謎と伏線が解き放たれたのかな、とは思います。


来年は、絵を描いたり、ゲームを作りつつ、平静に過ごすことが目標です。古い小説を読みたい気もします。まぁ、適当に。


ではまた。

「紅葉館の殺人」

こんにちは。元気ですか?
私は30パーセントくらいです。


novelup.plus


小説を書きました。短編ミステリー小説です。
タイトルは、「紅葉館の殺人」といいます。とある館に迷い混んだ主人公たちが、顔が潰された二つの死体に遭遇するお話。果たして犯人は誰か?


目指したのは本格ミステリのなかでも、パズラーと呼ばれるものです。論理的に推理を組み上げて真実にたどり着く面白さや美しさを重視しました。うまく書けていると良いのですが……。


本作を書くにあたり意識した作品、影響を受けた作品は、エラリー・クイーンの諸作品や有栖川有栖「スイス時計の謎」あたりでしょうか。やはり、論理を組み上げて謎を解くものです。


館ものは、以前「悲鳴館の殺人」というものを書きました。なので、書くのはこれで二つ目です。今後また書きたい気持ちはあるのですが、何も思いついていません。近いうちに構想を練り始めようと思ってはいます。


どうも最近、買った小説を読めていません。人の心理描写などの長い文章を脳で処理できないのです。なのでいま小説を書くと、自然と短く、描写の少ないものになると思います。個人的にはそれで良いと思っています。


ではまた。

津原泰水(と私)について

今日(10月5日)のお午過ぎ、私は家にいた。するべきことをして、何の気なしにスマートフォンを見ると、Twitterから通知が入っていた。ツイートの通知を設定している米澤穂信氏が河出書房のツイートをリツイートした旨だった。
河出書房のツイートの内容は、私にとって目にしたくないものだった。
津原泰水が亡くなったというのだ。


最初に脳裏に浮かんだ思いは、やはり体の具合が良くなかったのだ、というものだった。
偶然にも前日の10月4日に、津原泰水Twitterのアカウントから二か月以上ツイートがないことを確認したばかりだった。体調が優れないのだろうと、そのときに思っていた。
その晩、私は夢を見た。津原泰水がツイートをしている夢だった。それほど気にかけていたのだろうか。果たして、正夢にはならなかった。


私は、津原作品は『ルピナス探偵団の当惑』を最初に読んだ。十年くらい前だと思う。
東京創元社の、高校生くらいの主人公たちが事件を解決するミステリを漁っていたのだ。
ルピナス探偵団の当惑』は、想像していたより面白かった。ミステリとして面白いだけでなく、登場人物が活き活きと動いている。いや、生きている。書いていない表情や繊細な動きまで見えるようだった。
読み終えてすぐ、続編の『ルピナス探偵団の憂愁』を買って読んだ。読み終えて、私はこの世の神秘のような、これまで触れて来なかったような美しさに出会ったような気分になった。あのラストほど美しいシーンはない。すべての創作物で一番だと思う。

私はそれで、津原作品の虜になった。『11』を、『綺譚集』を読んだ。短編の名手であり、文体の魔術師であることを知った。『ブラバン』を、『たまさか人形堂物語』を読んだ。やはり人物がすぐそこにいるようだった。『ヒッキーヒッキーシェイク』は発売日に買って、半日で読んだ。


それは表現力や描写力を飛び越えて、創造をする力だったと思う。津原泰水の書いた小説の中には、世界がある。読者はそれを覗き込んだり、あるいは気が付くとそこに飛び込んでいたりする。私はそれが堪らなく好きだ。


私にとって、津原泰水は特別な作家だ。
私がミステリ以外の小説を読むようになったのは津原泰水の影響だし、文章力においての世界一は津原泰水だと思っている。

なんとなく、静謐の中でひとり文章を、言葉を磨く職人のようで、かっこよかった。絶対的に他者が真似できない地平に立っていた。
その姿が果てしなく、遠くへ行ってしまった。


津原作品において、生者と死者が同じ地平に描かれることがある。
果てしない幻視の彼方である。

私は、まだ訃報が信じられないのかもしれない。
津原泰水が、その小説の中の地平へ行ってしまったのではないかと思ってしまう。
その生者と死者の交じり合う幻視の霧の中へ、姿を消してしまったのではないかと。

放課後の鍋談3

こんにちは。元気ですか?
私は25パーセントくらいです。

ゲームを作りました。作ったのはこれで3作目。すべて同じシリーズで、すべてVTuber鍋くんの二次創作です。
タイトルは、「放課後の鍋談3 -赦-」としました。
今作も、フリーゲームです。ジャンルはミステリーホラーでしょうか。

ダウンロードはこちらから(windows版zipファイルです)
https://firestorage.jp/download/ea71200a641c6fdd802f135e890122b0b4994691
※2022年9月9日に誤字を修正したファイルと差し替えました。


VTuber鍋くん
YouTubeチャンネル 
www.youtube.com
Twitter
twitter.com


まず、これまでの経緯として、かつて鍋くんの二次創作のゲーム「放課後の鍋談」を作ったのですが、これを鍋くんが自身のYouTubeチャンネルで実際に実況プレイしてくださったのですね。それで、その後また2作目「放課後の鍋談2」を作り、これをまたYouTubeチャンネルでプレイしていただく、ということがありました。これが2021年の9月15日のようですから、ほぼ一年前です。

youtu.be



それで、今作なのですが、これまで登場したとある人物の過去を掘り下げようという趣旨のもと制作しました。しかし、特にシナリオは難航に次ぐ難航を極め、本来もっとミステリーとして完成度を高めるはずだったのですが、ホラー部分に押されているような話に着陸したような気がしています。

ところで、はたしてこれは二次創作と言えるのか、という問題も感じています。実在するVTuberの鍋くんが登場しているのだから二次創作に違いないのですが、私が元々二次創作の作品に触れてこなかったせいもあり、どう話を作れば良いか分からなかった結果、オリジナルのキャラを動かしてストーリーを展開させたのです。それで、今作などは特にそのオリジナルキャラの掘り下げですから、二次創作としては純度が低いのではないかと思っている、というわけです。そんなわけで今作はシリーズ番外編にするという案も出たのですが、まあ、鍋くんには活躍してもらいますし……というわけで、シリーズのナンバリング作品にしました。

果たして、ゲームとしての完成度はどうなっているのでしょうか……。


VTuber鍋くんに感謝、そして愛を。

幽霊に会いたいか?

こんにちは。元気ですか?
私は30パーセントくらいです。



最近は、夏ということで四つ怪談を書きました。mp3の文字起こしの実話怪談みたいな感じにして、お話を何段階か外側から読む構造になっています。

意識したのは、お話を読んだ人に呪いが移るみたいな話とヒトコワをやらないということでした。

しかしそうなると霊や祟りの話にするしかないのですが、そもそも私はほぼ唯物論者で、心霊の話を怖いと思っていないのですね。なので、どうしようかなという感じでした。



話は変わるのですが、漫画「メタモルフォーゼの縁側」を読みました。実写映画が公開された影響です。

「メタモルフォーゼの縁側」は良い漫画でした。
読み終えてまず思ったのは、タイトルはこれ以外にないということ。次に、高校生という時間を描く温度感や湿度が主人公たちキャラクターと共存していて、作外からの要請で矯正されていないということでした。

映画は、観に行くぞと思っていたら近所の上映はあらかた終わっていました。諦めました。



私の今後の予定としては、

・短歌を十首揃えて賞に出す
・ホラーゲームのアイデアが出てくれば形にするかもしれない
ホラーミステリー小説のアイデアをまとめて一つのストーリーに固める 

などがあります。



では。