夏の小袖

読んだ本、活動の記録など

過払いの満ちる世

こんにちは。

最近ラジオを聞く機会が増えたのですが、やたら過払い金が返ってくるCMが流れていますね。あれは、どういう仕組みなのでしょうか。だいたい、過払い金があるか調べるだけならお金がかからないといっています。

たぶん、(たとえば)10万円の過払い金が判明したら、それを返してもらう手続きに5万円必要、みたいなことじゃないかな(そんなに取らない?)。
その時点でお金をかけずに過払い金が10万円あることが分かっているから、5万円払う。結果、お客さんは5万円のプラスになる。みたいなこと? だとしたら、いい商売を見つけたなぁ、と思います。深い意味はありません。


それで、もし過払い寿命を取り戻せますよと悪魔にいわれたら、残っている寿命を悪魔に渡すのかな。悪魔に過払い寿命が10年返してもらえるなら、残りの寿命から5年渡してもいいと思えそう。過払い寿命?

罪と罰とオカピの夢

こんにちは。
最近は寝てばかりいます。桑の葉茶を飲み始めた影響のようです。



kakuyomu.jp


カクヨムの短歌・俳句コンテストに応募しました。
部門は短歌20首の部門。連作になっており、タイトルは「罪と罰オカピの夢」です。ふざけたタイトルだなと自分でも思います。

この連作を作っている期間は穂村弘氏の文庫化した『ラインマーカーズ』とtoron*氏の『イマジナシオン』を読んでいました。影響があるような、ないような……。

滝藤賢一は夢からさめるか

最近放送しているTVCMで、俳優の滝藤賢一さんが出演しているものの一つが気になった。滝藤さんが、画面のこちら側に語りかけてくるのだ。しかも、CMの最後に、一緒に出演している松島花さんも画面のこちら側を見て、視聴者である「みんな」に気がつくという内容。見たことがある人もいると思う。これ、怖くないですか?

youtu.be


いわゆる第四の壁を破っている、ということだろうか。コマーシャルでは、お芝居のようでも視聴者に対して語りかけるというのは常套手段だ。

最近聞いたラジオCMで、商品について他の出演者と喋っていた人が、途中からリスナーに対して語りかけはじめて最終的に商品をレコメンドをして終わる、というものがあった。これも怖かった。誰が誰と喋ってたの? と思った。最初からリスナーに語りかけている分には、そういうCMとして受け入れられる。だけど、そうじゃない。

こういうものには、虚構だと思っていたものが虚構ではなかった、というパターンと、虚構の中のキャラクターが壁を破った、というパターンとがあるような気がする。前者は、小芝居がテレビショッピングに接続されているものがある。先に書いたTVCMは後者のパターンだと思う。そう見える。

滝藤さん演じる芝居の中のキャラクターは、虚構の人物だ。なぜなら、最後に松島花さんのキャラクターが画面のこちら側に気がつくからだ。最後に「お電話はこちら!」とか、そういうことを言ったら、お芝居のパートが終わり、現実(画面のこちら)と地続きの世界に橋がかかるのだけど、松島花さんが画面のこちら側に気がつく演出があることで、虚構に梁が発生してしまった。虚構であると言う事実に強度が出ているのである。

しかし、人は言う。第四の壁を破る台詞を喋ったところでそれは台本に書かれた台詞でしかないと。
画面のこちら側に語る台詞がある。しかしそれは台詞である。このとき壁は破られていない。破ったかのように振る舞われているだけだ。
夢の中で、「これは夢だ」と悟った気がするとする。しかしこれも、そういう夢を見ているだけだ。外側から夢にタッチできるようになった訳ではない。これは高次元に言及できない事実と似ている気がする。というか、そのものだろうか。
芝居によるTVCMは(そして夢もまた)、実際的には、それを見ている次元に言及できない。次元の変化に似た事象が生じえないからだ。

で、本題だけど、なぜ件のTVCMが怖かったか。それは、松島花さんが最後にこちらを見るからである。それが虚構であるからこそ、虚構の外を見ているかのように振る舞わされるキャラクターが怖い。(仮に)こちら側に気づいているとすると、存在していることに気がついていなかった接続を指摘されたことになる。つまり、自分が、気がつかないうちに虚構ではない他次元の世界を見ていた、ということが判明する。見られている側が指摘することで、見ていることが分かる。しかも、一方的に見るものとして接していた存在から、通常ありえない形の指摘をされているわけだ。怖い。

続・常識のゾンビ

常識というのはどこにあるのか。
集団を構成している構成員の中にある共通認識だろうか? でも、それにしたってズレは存在する。みんなで「まあ、こんなところですよね」と擦り合わせているイメージだろうか?

個々人が常識であると認識している情報や、それらに対する線引きは、その人の成育や、現在の環境などによって大きく変わると思う。私の中の常識と、マーク・ザッカーバーグの中の常識は別物だろう。まあ、それは極端ではあるけど、マンションの一室で、朝の四時から洗濯機を使っても良いと考える人と、それは非常識だと考える人がいる。それは非常識ですよね、と理事会に訴えを出す人もいる。様々だ。

ただ、一口に「常識」といっても、その中には大小さまざまなものがあり、大切さ、守る為のハードルの高さ、興味関心の薄さなどは、人によって変わってくる。これは、罪に対するハードルの高さに近いと思う。犯罪の場合は罰の重さで心理的なバリアを発生させているが、罰はないけれど、あまりしない方が良いとされているものもある。

何の話だっけ。そうそう、常識が人や環境によるという話。
インターネットの普及で知識のムラ化が進んだしたような気もするけど、そうなるとやはり、常識もそうなるだろう。
詐欺師が詐欺師の常識を語るとき(そんなもの聞かなくてよいのだが)、詐欺師の中ではそれが常識だ。詐欺師でなくてもいい。ギャルでもいい。「白ギャルは黒ギャルにも白ギャルの常識しか語れない」という言葉はいま私が作ったのだが、それはともかく、常識というのは実は、人々というn次元の波に、時間《現在》や《過去》という条件がついている、n+1次元のものではないか、と思った。《過去》の常識は、波のどの部分であってもそれが生きているかのように振る舞うとき、ゾンビになっている。

しかし、常識のデッドコピーもあるのだ。それは概ね虚像だが、さも正しいかのように振る舞う。メディアによって作られることが多かったが、現在はSNS等のバズによって作られることもたまにある。これはもはや、偽造ポピュリズム的ダミートークンくらいのものかな。

仰々しく書いたけど、倫理が話し合いによって進むものだとするなら、常識も(局所的な差はあれど)前時代的なものは死んだものとして扱うべきなのではないかな~、と、夜中に思ったということを書いたつもりだった。

糖質カットのやつのあれ

少し前に、糖質カットのサプリメントを飲んでいた。食べたものの糖質を吸収しにくくなる、みたいなやつだ。

ネットで購入して、一日一回一粒だけ、夕食の前に飲みはじめた。パッケージには一日三粒と書いてあったけど、けちったのだ。

それで、数日ほど経ったころ、夕食のあとに体調が悪くなることが多いことに気がついた。胸やけというか、吐き気というか、消化器が痒いというか、むかむか、いがいが……、という感じだ。

うーん、このところ胃の調子も悪いし、消化器内科に行こうかな、と思いつつ、その症状が何かに似ているような気がした。そう、たしか、カニを食べたときの感覚に似ている。私は、カニやエビにはアレルギーがある。

それで、とある夕食後、いつも通りの、むかむか、いがいが、という何かを感じていると、ふと、何かの記憶がかすれて見えた。これは、糖質カットのサプリメント? いや、パッケージが違う――ああ、これは。サプリメントを買うときに見比べた、別の糖質カットのサプリメントのパッケージだ。カニ由来の成分、と書いてある。

あり得る話だと思って、毎夕飲んでいるサプリメントのパッケージをよく見ると、(原材料の一部にカニを含む)という文字があった。

これか、とあたりをつけてみて、一旦飲むのを止めた。

夕食後に体調が悪くなることはなくなった。

常識のゾンビ

よく分からない、SNSともマッチングアプリともつかないサービスに登録したら、恐ろしいほどメッセージが届いた。

恐らく、マッチングアプリとして使われることを想定している方々が他ユーザーを詐欺等へ誘導するマニュアルを使ったものが多いと思う。ただ、利用規約をみると、交際のために使うのは禁止ということが書いてあった。まあ、「これはマッチングアプリではありません」という旗印だろう。たしか、ああいうのは特別な許可を取らないとやってはいけないことになっている。

本当のユーザー(?)がどのくらいいるのか不明だ。めちゃくちゃなことをおっしゃる方も多い。こういうところから発生する犯罪も増えているというから、笑い事ではない。

私とはあまりにズレている常識を前提として突きつけてくる人(人かは知らんが)があまりに多い。それが犯罪者の思考なのか、犯罪に手を染めない人にもある思考なのかが分からない。私の知らない生育環境で育った方々だろう。

常識なんて、そんなものだろうか? ある程度は公徳心によって形作られているであろうそれを使って、他者を嗜め、矯正し、貫くことはどのくらい可能なのだろう? と、思った。

サンシャイン水族館にいった

こんにちは。元気ですか?
私は20%くらいです。


池袋のサンシャイン水族館にいきました。


10年くらいぶりでした。


くらげ。


トカゲ。


カメ。


ペリカン


はい。


ポケモンのお店にもいった。


では。