こんにちは。元気ですか?
私は35%くらいです。
ところで、自作について話す機会もないので、なんとなく語ってみようという気になりました。なので、全作解説をします。
1作目。
『人魚の湖に雪は積もる』
人魚の湖に雪は積もる(朝野鳩) | 小説投稿サイトノベルアップ+
「湖」は「うみ」と読みます。人魚が祀られる社で密室殺人が起きる話。初めてweb上に載せた小説です。
何年か前に書いた中編を改稿して短編にしたもので、影響を受けたのは坂口安吾の「桜の森の満開の下」や、安部公房の『砂の女』あたりです。
元々は、湖に人魚がいたら、という発想から生まれた幻想小説のはずでした。それが何故か、いつのまにかミステリーになっていたのです。
2作目。
『なぜ瀬川貴子は髪を切ったのか?』
なぜ瀬川貴子は髪を切ったのか?(朝野鳩) | 小説投稿サイトノベルアップ+
これは、ノベルアップ+で開催されていた、日常の謎短編ミステリー小説のコンテストに際して書いたものです。
目指したのはワンシチュエーションミステリーです。念頭にあったのは、なぜか映画『狂覗』ですね。『キサラギ』はそのあとに観たかも。小説だとハリイ・ケメルマンの「九マイルは遠すぎる」とかかな。でも、「九マイル~」ほど論理の上に論理を重ねるようなことはしてないはず。
3作目。
『リップスティックはローズダスト』
リップスティックはローズダスト(朝野鳩) | 小説投稿サイトノベルアップ+
これもノベルアップ+の日常の謎コンテストに際して書いたものです。これは実は、有栖川有栖さんの『孤島パズル』の影響があります。ただ、読んでも分からないと思います。
4作目。
『cherish your emotion』
これは非公開にしています。スクールカウンセラーと女子高校生の話でした。
5作目。
『キサナドゥの城壁』
キサナドゥの城壁(朝野鳩) | 小説投稿サイトノベルアップ+
サイバーパンクミステリーと銘打っていますが、そもそも私はSFをあまり読んでもいません。なのでちょっと、SF的には作りが粗いかも。初めてweb上に載せた長編です。
6作目。
『沼で目を覚ました男とその記憶』
沼で目を覚ました男とその記憶(朝野鳩) | 小説投稿サイトノベルアップ+
幻想小説を書こうとした小説。いわゆる「世にも」的な話を書こうとした記憶があります。勢いで書いたので文章にヤスリがかかってません。
7作目。
『悲鳴館の殺人』
これは、自分ではかなりお気に入りのものです。影響を受けたのは、有栖川有栖さんの『双頭の悪魔』と綾辻行人さんの諸作品です。
8作目。
『呪いのチョコレートの謎』
呪いのチョコレートの謎(朝野鳩) | 小説投稿サイトノベルアップ+
ノベルアップ+のハロウィンホラー小説コンテストに際して書いたものです。ホラーを書こうとしたらミステリーになっていたもの。これは綾辻行人さんの『Another』が強いようです。
9作目。
『ハレーション・ホロウ』
ハレーション・ホロウ | 物語詳細 - monogatary.com
monogatary.comとadieuさんのコラボコンテストに際して書き、大賞をいただいたものです。
恋愛小説って、普段読みません。映画もそんなに観ません。なので実は、この小説の原体験は自分でも分かりません。ああでも、映画だと『ナラタージュ』が好きです。その影響はあるかも。原作は未読です。
10作目。
『滲む言葉と春光』
滲む言葉と春光 | 物語詳細 - monogatary.com
これはもう朝井リョウさんの「少女は卒業しない」の影響そのものです。作中の詩を考えるのが大変でした。
11作目。
『7月15日』
1作にカウントして良いのか分からないくらいに短い。SSというにも短すぎるかも。
12作目。
『それでは、お元気で。』
それでは、お元気で。 | 物語詳細 - monogatary.com
手紙をモチーフに使いたかったところ、monogatary.comのお題で「お蔵入り」があったので書いたもの。言ってしまうと、渡せなかった手紙です。
13作目。
『captured summer』
captured summer(朝野鳩) | 小説投稿サイトノベルアップ+
私は『ほんとにあった! 呪いのビデオ』が好きなので、心霊ドキュメンタリーを小説でやろうと思ったものです。
14作目。
『シルバーリング』
シルバーリング | 物語詳細 - monogatary.com
monogatary.comのお題で「心の絶縁体」というものがあったので書いたもの。雷に打たれたような恋を絶縁体で防ぐという話を書こうと思ったのです。
15作目。
『embotellado《改訂版》』
embotellado《改訂版》(朝野鳩) | 小説投稿サイトノベルアップ+
これがいまのところ最新作ですが、過去に書いたものを改訂したものなので、真に最新作と言えるかは不明。
拝み屋と探偵が監禁事件と首を落とされた死体の謎を調査する話です。実は、発表していない長編小説『exorcismo』の続編でした。
以上です。全部で15作ですか。思ったより書いていました。
いまは、病気の話を書こうとしています。長編を予定していますが、いまは資料を読んでいるところです。さて、どうなることやら……。